どうすれば、新規事業で新境地を開けるのか?

働き方

こんにちは。「崖っぷち社長」こと殿木達郎です。
「ノースエレメンツ」を第二創業してからの事業は今まで未知の分野の新規事業ばかり。
そんな新規事業をどうやってハンドルしているのか、書籍から抜粋しました。

「イータレントバンク」は〝音楽業界のIT化〟を標榜して起業しましたが、二度目の「ノースエレメンツ」は、一言でいうと、アイデアやプランを事業化するプロデュース会社です。

「ノースエレメンツ」の最初の仕事は、飲食店のテーマソングのプロデュースでした。北海道のソウルフードとして愛されてきたぎょうざとカレーの「みよしの」のテーマソングといえば、ご存知の方もいらっしゃると思います。最初は市民参加型のワークショップで始めたときから少しずつ話題になったのですが、ネットの動画サイトで公開されると日本国内だけでなく、台湾でも人気が出て、それが札幌へのインバウンド(観光誘致)に繋がり評価されました。

これも前の会社でiTunesで楽曲のプロモーションを手がけ、企業の社歌が話題になった経験がヒントになったのですが、札幌の一企業のテーマソングが世界の音楽マーケットに配信され、話題になったことは北海道ではかなり斬新なことだったのです。

また食つながりで、北海道の農業六次化プロジェクトにも携わることになりました。トマトを使った画期的なご当地プリンとして「ニセコ塩トマトプリン」なる商品開発のチームに加わりました。過去に偶然、北海道の魅力を取材に来ていたフランスの映像制作会社がこのプリンを取り上げてくれたのがきっかけで、フランスの取材クルーのコーディネートも請け負うことになりました。

僕が過去にパリや南仏で開催された「クールジャパン」のイベントに携わった経験があるのでオファーがあったのですが、前の会社のときに一番熱を入れていた海外事業から撤退をした、苦い経験があったので、再度また海外と繋がるチャンスが巡ってきたことで、「ノースエレメンツ」を起業して本当に良かったと思いました。

こういう縁は大切にしたいと思っていたら、今度はメキシコから札幌を取材に来る撮影クルーのコーディネートのオファーもあり、面白い体験が続いています。かつては英語もいい加減な僕でしたが、フランス語で「ボンジュール」、イタリア語で「ボンジョルノ」、スペイン語(メキシコはスペイン語)で「ブエノスディアス」くらいの簡単な会話くらいは片言で話せるようになりました。

新規事業(未知の分野)で失敗しないために大切なこととは?

要は、僕の仕事はなんでもすべて、自分の得意とするエンタテイメントに結び付けてプロモーションするというスタイルなのです。

これは「ノースエレメンツ」のすべての新規事業の根底にあります。僕は食いしん坊なので、食べ物を扱う仕事に興味は湧きますが、飲食ビジネスも農業も門外漢です。全くやったことがない分野に手を染めるのはリスクがありますが、そこに得意な分野から、僕の場合はエンタテイメント、特に音楽を切り口にアプローチすれば、それは長年培ってきた専門分野なので、大いに本領を発揮できます。

何度も繰り返して言っていますが、いろんなことを手がけても、また未知の分野に進出するときでも、基本は昔からやってきたことの延長線上でやっていることを認識して、そこからブレないことが重要なポイントなのです。ブレない限り大きな失敗はしないし、また、仮に失敗しても立て直しができると思います。

どうすれば、新規事業で新境地を開けるのか?

その答えは、  『崖っぷち社長が教える! ピンチを乗り切る「なぜ?」「どうする?」の使い方』 の186~187ページをご覧ください。

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